「4t車1台→軽冷凍車2台へ。台数が増えたのに、身軽になった理由。」
4t車の荷台に、荷物はまだ入る。
でも、正直に言うと、いつもギリギリでした。
冷凍と冷蔵、両方の荷物を同じ便で運ぶ。
ルートは朝から晩まで一本道。
どこかで1件遅れると、後ろの全部が遅れる。
そんな配送を、1台の4t車でずっと回していました。
4t車1台で、なんとか回していた頃
積載量だけで見れば、4t車は頼りになる車です。
冷凍・冷蔵、まとめて積める。
台数も抑えられる。
コストの面でも分かりやすい。
ただ、実際に配送を続けていくと、
「1台で全部運ぶ」ことの重さに気づく場面があります。
例えば、
朝一で冷凍食品を降ろして、
そのあと冷蔵の商品を積んで、
午後は別のエリアへ。
荷台の中は常に、冷凍と冷蔵が同居している状態。
温度帯を分けたくても、車が1台しかない。
さらに、
途中で1件でも延びると、
後ろのすべての納品時間が後ろ倒しになる。
1台に、すべてを乗せている状態でした。
台数を増やす、という選択
あるとき、ご相談をいただきました。
「4t車のままで大丈夫だとは思うけど、正直きつくなってきた」
荷物の量自体は、実はそこまで増えていません。
むしろ問題は、
エリアが分かれてきたこと。
時間指定が増えてきたこと。
冷凍と冷蔵を、同じ便で扱う場面が増えてきたこと。
台数を増やすと聞くと、
コストが増える、管理が煩雑になる、というイメージがあります。
でも実際にお話をうかがっていくと、
「1台で無理に回す」より、
「2台に分けて、それぞれをシンプルにする」ほうが、
結果的に効率が良いケースがあります。
今回は、まさにそのパターンでした。
なぜ「2台」だったのか
4t車1台を、軽冷凍車2台に置き換える。
台数だけ見ると、増えています。
ただ、内容を分けてみると、こうなります。
軽冷凍車1台目:冷凍品専用、午前のエリアを担当
軽冷凍車2台目:冷蔵・チルド専用、午後のエリアを担当
1台で冷凍と冷蔵を積み替えながら回っていたところを、
温度帯ごと、エリアごとに、車両を分けただけです。
軽冷凍車は小回りが利くので、
4t車では入りにくかった裏通りの納品先にも直接向かえます。
2台が同時に動くので、
片方が多少押しても、もう一方には影響しません。
1台がトラブルで動けなくなっても、
もう1台で最低限の配送は継続できます。
増えたのに、シンプルになった
台数が増えると、大変になりそうに思えます。
実際には、逆でした。
4t車1台のときは、
「冷凍と冷蔵、どちらを先に降ろすか」
「このエリアのあと、間に合うか」
「1件延びたら、どこを調整するか」
こうした判断を、ずっと1台の中でやりくりしていました。
軽冷凍車2台に分けてからは、
それぞれの車が、それぞれの温度帯・エリアだけを見ればよくなりました。
1台あたりの仕事は、シンプルになる。
全体として見ると、
台数は増えても、運用そのものは軽くなりました。
台数ではなく「動きやすさ」で決める
車両を選ぶとき、
「何台にするか」「何トン車にするか」を、
積載量だけで決めてしまいがちです。
ただ、実際の配送では、
台数を増やすことが、必ずしも非効率とは限りません。
温度帯を分ける。
エリアを分ける。
1台に依存しない。
そのために台数を増やす、という判断もあります。
株式会社和運では、福岡を拠点に軽冷凍・冷蔵車での配送を行っています。
「今は4t車1台で回しているが、そろそろ限界を感じている」
「冷凍と冷蔵を分けて運びたい」
「エリアごとに車両を分けたい」
そんなご相談も、ぜひお気軽にお寄せください。
台数を見直すことは、コストを増やすことではなく、
配送全体を整理するきっかけになるかもしれません。
